上京して新しい生活を始めると、最初は慣れるのに大変ではあるものの、徐々に新しく越したその街を心底楽しみたいと思い始めるでしょう。そこで多くの人が直面するのが「お金がない」という問題。
都内で生活するには家賃や生活費、通勤費用など固定費がとくかくかさみます。ただ、そんな中でもうまいやりくりの方法はあるんです。この記事では、上京したばかりの人が知っておくべき、節約につながるアイデアを紹介します。
1. 東京の一人暮らしは、まず家賃を抑える
上京するうえで、まず初めに一番費用がかかるのは引っ越し代とその後の家賃。特に月々の家賃は全体の支出に大きく影響します。ただこれをできるだけ抑えられるようにすることは可能です。
シェアハウスを利用する
シェアハウスは初期費用を抑えることができるでしょう。そのため引っ越しのハードルも低くなります。特に社会人で上京した場合、学生で上京する場合と比べ家族と一緒に事前の下見を念入りにできるケースは多くないはずなので、大抵の場合、限られた時間とお金の中で「まずは上京」という目的を達成するため、どこかに住み始めるはず。
そうなると、慣れない街に住み始めて後々「やっぱり違った」「やっぱり⚪︎⚪︎駅周辺に住みたい」「⚪︎⚪︎区に引っ越したい」と思う人も少なくないはず。
入居も退去もハードルの低いシェアハウスなら、「まずは上京」→「都内でのライフスタイル設計」という流れに柔軟性を持たせやすくなります。
家具付きの賃貸マンション・アパートの選択
家具付きの物件も都内には多数存在します。特に、マンスリーマンションなどがこのような設備を備えていることが多いです。引っ越し費用はもちろんのこと、入居後、生活を始める上で一番費用がかかるのは家具を取り揃えることですよね。
前述したように、実際に都内に住み始め土地勘が養われていくと別の場所に住みたくなるケースも少なくありません。最初の場所で家具を全て取り揃えた後にまた引っ越すとなると、次の場所で家具のサイズが合わないなんていうケースもあるでしょう。そのようなことが無いようにするためには、上京生活の最初は家具付きの賃貸マンション・アパートに住むという選択肢がおすすめです。すぐに次の場所へまた引っ越しとなれば、家具が少ないと荷物も少なくなるので引っ越し費用も抑えられますしね。
2. 健康に良い形で食費を抑える
「自炊したご飯を食べること」を習慣化する
赤提灯系の居酒屋や安いチェーンレストランにいかない限り、都内でおでかけをし、夜に外食するとなるとドリンク1~2杯含め大体ひとり4,000~5,000円ほどはいくでしょう。ただ、人によっては付き合いもあると思うので、単純に飲み会やでかける回数を減らしましょう!とするより、外出をしない日のご飯の重要性について書きます。
一番いいのは自炊。そしてそれを習慣化することです。ただ、実際に毎日自炊するとなると体力と労力を伴うでしょう。そこで提案したいのは、「毎日自炊をすること」を習慣化する代わりに「自炊したご飯を食べること」を習慣化するのです。
自分自身の経験を書くと、私自身、都内で仕事を始めてから現在10年以上たち、管理職にもなって毎日自炊する体力も時間もない日が結構あるのですが、週末に一気に作り溜めをするようにしていて、これが結構うまく回っています。
近所のスーパーや八百屋さんで食材を買い、週末の空き時間に、いくつか思いついたメインやおかずを作りタッパに入れておくのです。平日帰宅した際は、そこから小分けしてプレートにもって食べたり、アレンジして丼にしたり、またはそばやうどんの具材にしたりして転用します。作り置きのアレンジでできる料理はたくさんあるんです(もちろん、夏場は冷凍したりして保存には注意してください)。
さらに、数個セットの弁当サイズのタッパを100均で買っておけば、おかずなどを大量に作った日にそのまま詰めてご飯を添えれば、来る週のランチも同時に完成です。全部冷凍庫に保存し、食べる日に取り出して職場へ持っていきましょう。
昼、都内でワンコインでランチを食べられる場所なんて今はほぼ無いです!あってもそういう場所は数少ないため、かなり並びます。なんなら、1,000円切るランチもファストフード店を除けば珍しいご時世。探せばありますが、そういうお店の近くにオフィスがある会社で働いているかどうかはまた別の話ですよね。社食の利用ができなければ、外でランチすると一度に千数百円〜2,000円はざらです。中央値を取って1,500円だと仮定すると、お弁当を用意すれば週に7,500円。1ヶ月だと約3万円。1年だと35万円以上も節約できるんです。ちりつも効果すごくないですか?この資金で海外旅行も行けちゃいますよね。
3. 交通費は定期購入などで抑える
他にもちりつも効果があり重要なのは交通費の節約です。特に近年、どの路線も乗車料金が値上がりしています。つまり、数年前に比べて同じ額で移動できる距離が短くなっているということであって、その値上がりした料金をそのまま払えば払うほど財布を圧迫していきます。そこで提案したいのがこちら。
自転車を活用する
短距離の移動には自転車を使うことで交通費を節約できます。健康にも良いので一石二鳥です。と、書いてみましたが他にもメリットが。節約はもちろんのこと、都内は一駅一駅の距離が短く、あらゆる路線が張り巡らされているので、場合によっては電車を乗り換えて目的地に到達するより、普通に自転車を漕いだ方が早いです。マンションやアパートの駐輪場を借りる場合は、大抵家賃に加えて数百円ほど払うだけですし、何度も自転車に乗るよりも結果的にとってもお得。
定期券を賢く使う
また、どうしても電車の利用が必要な人は定期券を使うことをおすすめします。コロナ後、在宅ワークやハイブリッドなど、働き方が多様化していて、私自身も職場環境が完全在宅からハイブリット、そして通勤と目まぐるしく変わっていきました。そのため最初は定期券を使うことに慣れていなかったのですが、ある日毎日支払う乗車料金が煩わしくなり定期券を購入したところ(しかもさらに安くなる半年分!)月換算すると毎月5,000円もお得なことがわかりました。これだと有給を取得して月に何度か出社しない日があったとしても、明らかにお得ですよね。
住んでいる場所と通勤通路によってお得になる金額は人それぞれですが、まだの人はぜひ購入を!
上京してお金がない!なんて状態はせっかく地元を離れて東京に来たのに勿体無いですよね。そのような状況を打破するためには、まずは日々の生活費を見直し、できるだけ抑える工夫をすることが必須です。
この記事で紹介したアイデアを参考に、経済的な負担を減らし、上京生活を楽しんでください。あなたの新生活が充実したものになりますように。
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